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2017年12月 2日 (土)

KATO 183系0番台入手、謎の動力車方向転換

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 実車は房総半島電化が進む1970年代、総武線錦糸町―津田沼間(後に千葉まで)の複々線化、東京地下駅誕生の1972年に登場。近距離のため普通車は1両につき2扉、食堂車なしという、当時としては異色の特急車でしたが、既に廃車(画像は2012/8鉄道博物館クハ183-1000番台)。
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 模型ではTOMIXから11月に新製品として発売されますが、入手したのはKATO製。「基本・増結が一緒(登場時の9両フル編成が可能)で、しかも格安」完全な衝動買いです。
 説明書に「・・・登場(1972年)から約30年を経た今日・・・」と記されているので、15年程前の製品であることがわかりますが、手持ちの車両には20年以上のものも多いので、何ら問題ありません。
 製品化された頃は鉄道模型から遠ざかっていて買いそびれたアイテム。総武線沿線で生まれ育った当方は登場時から毎日見ていただけに、ようやく会えたといったところです。
 と喜んでばかりではいられません。今更かもしれませんが、
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 KATOの座席は最後尾になるクハのみ反対向きですが、このセットは動力車(上)の座席が反対向き。古い総合カタログを見ても反対向きです。因みに同カタログに掲載されている1000番台(10-413)、あずさ色(10-323)、中央ライナー(10-488)も同様に反対向きです。
 その理由は分解してわかりました。
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 座席パーツにある「429」の刻印(矢印)。これはモハ484動力車の品番で、流用していたのです。このため扉まで座席があります(○部分)。
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 最新ロット(っていつかわかりませんが)で改良されたか不明ですが、とにかく方転を試みます。片方の端だけに爪があるため座席パーツだけ逆にするわけにはいかず、全体を逆に嵌めてみます。
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 そうすると床下機器が逆になりますが、パーツの爪の大きさが違い、そのままでは反転出来ないので、爪を切って嵌めます。
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 窓と座席の位置関係が変ですが、反対向きよりは良いだろうと妥協。
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 最後に避雷器を付けました。

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