食べログ頼みにみる日本人の将来
口コミ代行業者の存在が明らかになった食べログ。「やらせ投稿」で順位を不正に操作しようとするもので、報酬を受けていたそうです。昔からある「やらせ」は形を変えて今日でも存在するのです。
食べログの評価の上位の店に行くとか、なんだかわからないが行列があると並んでしまうとか、人間の心理って面白いですね。評価というのは自分の欲求を満たしてくれたか否かなので、異なって当然だと思うのです。
ネット社会以前では、知らなくても兎に角1度行き、ハズレだったら2度と行かなかったのですが、今はそれをしない。無難に事を済ませそうという、そんな「冒険」「挑戦」(そんな大げさではないですが)をしなくなってきました。
受け手側があまりに過信せず、参考程度で見る、最後は自己判断するという技量が問われます。そのような技量を義務教育で教えないと、社会に出てから被害を受けますし、日本が衰退するかもしれません。
便利な社会は有難くても、その裏に潜んでいる悪は、より見えない姿で忍び寄っているかもしれません。騙す悪人のほうが騙される善人より賢いのですから。
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