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2011年11月27日 (日)

悲運の名将、逝く

 25日、亡くなった西本幸雄氏。パ・リーグで当時、弱小球団だった阪急、近鉄をリーグ優勝させた名監督でした(資料はWikipediaから)。
 当方が小学生の頃、野球といえばON全盛期のV9巨人しか知りませんでした。74年に長嶋引退、75年に巨人が最下位になったあたりから、巨人以外、特にパ・リーグに目が向くようになり、親戚が住んでいる関西の3球団に興味が移っていきました。その上、阪神を含めた4球団は親会社が鉄道会社。鉄道好きな当方には一層ファンになっていきます。
 この頃は南海・阪急は優勝争いしていたのに近鉄は万年最下位のお荷物球団。日本一の規模の鉄道とのギャップに何故か惹かれたのでした。その近鉄の監督に就任したのが74年。その後、3色帽子にあのユニフォームでパ・リーグを2度制覇。
 日本シリーズ江夏の21球の時は勿論、監督退任の最終試合・阪急戦の終了後、両チームの選手に胴上げされたという、前代未聞の光景も覚えています。
 人間味あふれた監督、通算20年の監督で.543と勝ち越しているのが凄い。人気のなかったパ・リーグ一筋。勝っても負けても背中の背番号68(近鉄時代)が絵になる人でした。書き足りないこともありますが、この辺りで。

 これで阪急も近鉄もますます過去のチームになっていくと思うと淋しい限りです。
 ご冥福を祈ります。

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