マナーは電車に乗る時だけではない
先日、偶然乗車した中央線(以後、東京―高尾の通勤区間)の201系の定期運用が14日に終了しとことを、後日知りました。
やはりあの時が最後で、1枚撮影出来てよかったと思いました。
でも、不思議です。
中央線で、101、103系に代わる車種として登場してから約30年。旧車が撤退してからE233系が4年前に登場するまで仮に20年としましょうか。
その長い間、中央線の通勤電車は100%201系でした。
だから最後の運用時には、大勢のファンが沿線の各駅に押しかけ、一部で危険な状況になったそうです。
鉄道ファンでなくても、通勤・通学で利用した電車がなくなることは淋しいでしょう。思い入れがあれば、最後の勇士を見たくなるのもわかります。
ここ数年、当方が最後の勇士を目撃した状況は、一部ブログにも載せた「新幹線0系」「富士・はやぶさ」「京急1000系」などありました。
もっと遡れば、SL引退、旧国引退など、その時になれば、お別れの式典をやり、ヘッドマークを付けたりすると、やはり大勢集まりました。昔からたくさん撮影しておけばと後悔しています。
今も昔も変わりません。でも、どうでしょう。今のほうがマナーが悪いように感じるのです。
誰でも簡単にデジカメ・携帯で撮影が出来る時代ですし、インターネットなどで簡単に情報が入手できるので、にわかファンも増え、大勢集まってきます。
しかし、列車は普通のお客さんを乗せて走るんです。どこぞの車両基地で一般公開しているのではありません。ホームから転落したり列車に接触という人命にかかわる事故にも繋がりかねません。考えれば誰でもわかるはずです。
当方は数日前に201系を偶然撮影できました。仮に撮影できなくても、それほど思い入れはありません。
そんなに画像に収めたければ、思い入れがあれば、前日までに、いや100%中央線を占領していた時に撮っておけばいいのです。
17日には廃車回送記念?運転を行うそうです。(そんな企画を立てたJRにも良し悪し申し上げたいです。)
「さようなら201系」とかヘッドマーク付きを撮りたいという人なら、安全な場所でロケハンして、マナーを守った撮影をすると思います。
「けいおん」には叶いませんが(?)、空前の「鉄道ブーム」。
「本格的ファン」から「にわかファン」まで、水を差す行為は控えてもらいたいものです。
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