災いは忘れた頃にやってくる
大阪の中心地の繁華街で起きた個室ビデオ店の火災。15人もの客が死亡。
放火した犯人は「生きていくのが嫌になった」らしい。
今の世の中を反映している火災である。
1つ目は個室ビデオ店の急増。狭い個室であるが一晩を過ごせる。インターネットが見放題なら情報も得られる。
カプセルホテルやサウナより格安で、格差社会の中で需要がある。
2つ目は犯人の心理。社会から見放され孤独になり、多額の借金、将来の展望が見出せない。
某氏ではないが「投げ出し」たかったのだろう。だからといって放火殺人は言語道断だ。
しかし先が見えない世の中、いつ、社会から放り出されるかもしれない。
放り出されても必死に生きている人は大勢いる。衝動的、短絡的な犯罪だ。その一線だけは越えてはいけない。
3つ目は店舗の構造と対処。今回の火災は1階で起きた。階段やエレベーター関係なく、店の出口までたどり着ければ大丈夫のはずだ。
廊下や個室内で亡くなっている。TVの映像で見る限り、狭い廊下で煙で視界が遮られれば、常連客でもない限り、出口に行けない。
また、窓がなく(塞いでいた?)、排煙装置がないと煙は充満する。
終電後、酔っていた客もいただろう。深夜の火災、タオルを口に当てホフク前進で出口へ…、難しかったのだろう。
こういう災害が起きるたびに、危機意識を持たなくてはと、改めて思うのである。
日頃から非常階段、避難口などを確認する習慣をつけておきたい。
特に宿泊施設は初めて泊まる場合が多いので、当方は部屋から非常階段のある位置まで確認をするようにしている。
しかし万が一、火災が起きたら対処できるか…普段熟睡する当方はいち早く気付くことが出来るかも問題だ。
宿泊施設で考えたら眠れなくなりそうだ。
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